Smiley face
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ミャンマーの首都ネピドーにある避難者のキャンプで、笑顔を見せる女性。雨期に入り、テントの上にはシートがかぶせられていた=2025年6月26日、ネピドー、笠原真撮影
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 3700人以上が犠牲になったとされるミャンマー地震から28日で3カ月。被災地の同国中部では雨期が本格化するなか、依然として多くの被災者が屋外のテントなどで生活しており、国連は衛生環境の悪化に警鐘を鳴らしている。

仮設住宅は「話も来ない」

 26日、首都ネピドーの避難者のキャンプには100以上のテントが張られていた。公務員と家族400人以上が暮らす。

 内務省の清掃員の女性(61)は「最近は連日大雨だ」と話した。国連機関から支給されたという雨よけシートをテントにかぶせ、テントの周りに土を盛って浸水を防いでいた。

 女性が住んでいた公務員官舎…

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